【実録】タイル床生活の感想

海外のインテリアで良くタイルの床を目にしますよね。

自もあのイケてるインテリアに憧れて我が家にタイルを導入しました。

もう思い切って1Fは脱衣室、浴室以外は全ての床をタイルにしました!

タイル床で2年生活した感想をお伝え出来ればと思います。

結論

これと言って不便無く満足しています。個人的にはおススメしたい商材です!

あまり知られていないですが実は意匠の他にメリットが盛りだくさんです。

この記事をご参考にして頂ければ幸いです。

目次

メリット

・意匠性が高い

・高熱費を高効率にしてくれます。

・掃除が楽

・夏はヒンヤリ気持ちいい

・床暖をより効率よくしてくれ温かい

意匠性が高い

一番のメリットは意匠性が高い!つまり見た目が良いインテリアになります。

よく天然無垢の家具を住宅に取り入れられる方が多いですが、タイルのような無機質な素材に天然素材をかけ合わせるとより家具が引き立ちます。こういった対比の表現はカタログの商品写真にもよく使われますね。お気に入りの家具がよりよく見えます。

掃除が楽

掃除が楽なのは言うまでも無いですが、拭き掃除がしやすく水ぶきで簡単に汚れがとれます。小さいお子さんがジュースこぼしちゃったなんてよくありますよね。シミにならずメンテナンス性がとても良い素材です。

高熱費を高効率にしてくれる

ここがあまり知られていないことですが、

夏はヒンヤリさらっと気持ちよく、床暖房にすれば冬はポカポカ温かいです。

夏は冷たいって何となく分かるけど、冬が温かいってほんと?って思いますよね。

分かります。自分も最初はそう思ってました。

しかし、温かいです。

そして科学的根拠もあります。

熱伝導率と熱容量ってご存知ですか?

熱伝導率=熱の伝わりやすさ

熱いものを熱く、冷たいものを冷たく伝えます。

熱容量=熱を蓄える量

熱を溜め込んで置ける量のことです。

表にしてみました。

熱伝導率

床材料熱伝導率(W/m・K)
木材…ナラ無垢材0.19
磁器質タイル1.3
※独自の調査による数値です。

ご覧の通り木材にくらべて約7倍の発熱量があるので、より効率的に部屋が温まります。

熱容量

床材料熱容量(KJ/㎥・℃)
木材…ナラ無垢材 30㎜厚1113
磁器質タイル 12㎜厚2612
※独自の調査による数値です。

木材の2倍以上の熱を溜め込みます。

これによって床暖を消してもしばらく温かい熱を放射し続けることができるので、すぐに冷え込むことはありません。

このように数値的にみてもかなり優れた素材という事実があります。

デメリット

・痛い

・スリッパ必須

・冷たい印象

・床暖房必須

・導入コストが高い

痛い

当然ですが、無垢材やフローリング材の床に比べて硬いので裸足だと痛いです。

ですがここがとても重要で、

だいたいの木造の床は床組工法といって空洞になっている部分があるので踏んだ時の振動を下に伝えてくれます。

ほとんどはこのように床下が空洞になった作りが多いです。

モルタルの上に直接貼る方法の場合は踏んだときの衝撃がダイレクトに跳ね返ってきますが、床組の場合は衝撃を下に流してくれるので軽減されます。

よって実は、表面は硬いけど歩行の衝撃のストレスはそこまで感じないです。

タイル床でストレスになるポイントは表面のザラザラ具合です。輸入のタイル製品だとマットな仕上がりで美しいのですが表面がザラザラしています。素足の文化がある日本にとってはこのザラザラ感がストレスを感じることがあるので気になる方は表面をコーティング加工したものにするとサラっとした踏み心地で生活できます。

冷たい印象

当然ですが無機質な素材なので冷たい印象があります。モダンなインテリアがお好きな方におススメな商材です。

床暖房必須

間違いなく必要になると思います。部分的なタイル床なら不要ですが面積が大きい場合は床暖房が無いと真冬はキンキンに冷たくなります。いくらルームエアコンで室内を温めても冷たさは感じてしまいます。

導入コストが高い

フローリングの床よりは導入費用が高額になります。

まとめ

タイル床を検討されている方は床暖房を設置すればとてもおススメの商材です。

痛い、冷たいから不便!!といった印象が強いですが、条件が合えばとても快適に生活できます。

インテリアもメリハリがつき木製の家具との相性もとても良いです。

是非この記事を参考にして頂ければと思います。

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この記事を書いた人

インテリア、住まいに関する情報を発信しています。

・インテリアコーディネーター
・二級建築士
・WEBデザイナー

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