地域住宅型グリーン化事業について正しく理解して、是非本制度を活用しましょう。
地域型住宅グリーン化事業って何?
地域型住宅グリーン化事業とは、地域における木造住宅の関連事業者が「グループ」をつくり、省エネルギー性能や耐久性等に優れた 木造住宅・木造建築物の整備及び木造住宅の省エネ改修を促進し、これと併せて行う三世代同居への対応等に対して支援する事業で、 その対象となる住宅を地域の工務店で建築した際に補助金の支給を受けることが出来る事業です。

いや、もう分からないよ!
とりあえず補助金がもらえるでいい?

分かる!とってもややこしい説明だけど、要するに国の定めた性能に満たした住宅に補助金をあげますよ!!ってこと。
給付の条件
チェック項目は以下の通りです。
①依頼する施工会社(工務店など)はグループに加盟しているか?
②建てる住宅は下記の性能を満たしているか?

- ⻑寿命型 (⻑期優良住宅 : 木造、新築)
- ゼロ・エネルギー住宅型 (ゼロ・エネルギー住宅 : 木造、新築又は改修)
- 高度省エネ型 (認定低炭素住宅又は性能向上計画認定住宅 : 木造、新築)
- 省エネ改修型 (省エネ基準《既存》を満たす住宅 : 木造、改修)
- 優良建築物型 (認定低炭素建築物等一定の良質な建築物《非住宅》 : 木造、新築)

でた、業界用語…。
こんなの分かるわけないよ。

だなぁ。ここでのポイントはまず本制度は地域の中小企業を支援する意味もあるから、まず大手のハウスメーカーや年間100棟近く建ててる会社は対象にならないってこと。

へー大きい会社は加盟できないんだ。

そうそう、次に住宅性能についていくつか項目はあるけど、覚えなくてOK。

地域型住宅グリーン化事業に適している家ですか?これ聞くだけでOK。

(あれ、前にも聞いたようなセリフだな。)

次は補助金の内訳をみていこう。
いくらもらえるの?
対象となる住宅タイプ | 補助額上限 |
---|---|
長期優良住宅 | 110万円 |
高度省エネ型(認定低炭素住宅、性能向上計画認定住宅) | 110万円 |
(ZEH)ゼロ・エネルギー住宅 | 140万円 |
省エネ改修型 | 50万円 |
更に、長期優良住宅、高度省エネ型(認定低炭素住宅、性能向上計画認定住宅)、ゼロ・エネルギー住宅には、地域材加算または三世代加算を併用できる場合があり、それぞれの上限は20万円と30万円です。ただし、実際に受け取る事の出来る補助額は対応するグループや施工事業者によって変動するので、各事業者に事前にご確認下さい。

110万円も貰える!?
えっ!え!こんな不景気になんてありがたい話なの!

そだねー。
ちょっと細かい条件で多少金額に差し引きがあるのは省いているけど、
新築で上記の条件を満たせば100万円以上は補助されるよ。

まじか!おいしすぎる!!

次は申請のスケジュールね。
申請時期
Ⅰ期事前受付枠 申請受付 | 2020年7月初旬~ |
Ⅱ期先着受付枠 申請受付 | 2020年11月初旬~ |
補正予算枠 申請受付 | 2021年2月初旬~ |

令和2年度はこんなスケジュールでした。今年(令和3年度)のスケジュールはまだ発表されてないけど、おそらく例年通りのスケジュールではないかな。補正予算枠は予算が余ってなければ無くなるからね。

え!?てことは急いで申請しないといけないんじゃ?

んー理屈はそうなんだけど、実は結構枠組みが余る傾向にあるみたい。

え?こんなおいしい補助金の枠が余るの?

一概には言えないけどおそらく事業者側からあまり勧めてないのではないかと。

なんで?

申請が果てしなくめんどくさいからかなぁ(笑)
書類の量とか膨大なんだよねぇ。

まじか!?(笑)
でも110万円は捨てがたいなぁ。
まとめ
・施工会社に適合の有無を確認する。
・家づくりを契約しないと申請できない。
・家づくりの計画の段取りは早めに
まずは施工会社に建てる家は地域住宅型グリーン化事業に適合しているか確認の上で、施工時期などを一緒に相談するといいです。せっかく本制度に適合した家でも申請時期を見逃してしまうとせっかくの補助金も受けられません。時間にゆとりをもって計画的に家づくりを進めることを強くお勧めします。

とても事業者側に労力のかかる申請だから時間にゆとりのある計画で進めるといいよ。土地を持っていない場合は土地から探さないといけないし、設計図面も変更とか重なると数カ月はかかるし。
特に現金欲しさに本来の家づくりのテーマを忘れないように。焦って急ぎ足で進めたら絶対後悔するよ!

だなー。とりあえずいろいろと依頼する会社に相談してみるよ!

がんばってー。
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